シーメデ(小説&漫画)の何がすごいかってね…

あーーー!!!いのうえさんの文章が!!!好き!!!
アクセスを…EXASを使って、ファンへ向けてのメッセージをかいちゃう井上さんがすき!!!うわああああん!!!!

念願だったプロトニクス2が読めたので…まとめて…パッションの赴くままにシーメデ〜プロトニクス、つまりAXS三部作のイメージリンクとして始まったEXASの企画の感想をつづろうとおもいます。読み難いのは仕様です!!!!推敲なにそれおいしいの?????

前もいったけど、シーメデ本編よりプロニクスのほうが面白いし井上さんが描きたかったのって、こっちだよね…?>プロトニクス
シーメデだけ読んで、なんだかなあ…で終わってしまっている方は、ぜひプロトニクス1、2を読むことをおすすめします。特に小説!!!


【以下、プロトニクス2の感想の前置きとしてシーメデの感想もどきをおいておきます…あとで更新するかも】


シーメデは、美人の彼女持ちのタカ(♂)が涼ちゃん(♂)に惚れて、彼女とのひどい修羅場があって笑、2人が恋人同士になって音楽活動も充実していてラブラブ幸せやっほーで、涼ちゃんのこと信じるし守るって決意したくせに、タカは結局涼ちゃんを信じ切れずに別れてしまう二人…ユニットも解散してしまう二人…だけど、きっとまた出会えるよ!…という…ね…。

タカがひどい男過ぎて笑*1、ところどころ共感しつつも*2涼ちゃんはなんでこんな酷い男に惚れたんや!!!!怒 *3霞ちゃん(涼ちゃんの幼馴染で元彼女)と一緒にいるほうがよっぽど幸せでしょーが!!!というか涼ちゃんは霞ちゃんを幸せにしてやってよ!!タカは一人でも…涼ちゃんがいなくても器用にやっていくぜこいつ!!!!!!

と、モヤモヤ全開でシーメデを読んだ私です、が。

シーメデについては、物語の内容よりも、AXSの沈黙からの解散というルートを見越したような…さらにいうと二人の再び出会う「約束」を見越したような…ラストまでの流れに衝撃を受けたのです。

コミック版シーメデではEXASは危機を乗り越え解散せずにラブラブなまま、小説版シーメデではEXASは解散し、二人はミュージシャンとしても恋人としても別々の道を歩むことになるわけですが。

おそらく、ですが。シーメデが発表された時点では、本家アクセスのお二人は、三部作後の「沈黙」は決まっていたけれど、その後活動を再開するかどうかはきまってなかったんだよねぇ…*4

あえての2パターンが鬼畜すぎる。

access(特にセカンドアクセス以降)は、自身をパッケージ化してファンに*5届けているという印象が強かったのですけど…ここまでやるか!!とびっくりしてしまいました。

三部作PVや『同性愛』路線も勿論なんですけど、このラストはホントにすごい。同性愛ぽいことを匂わすアーティストは他にもいるのでしょうけど、自身の活動停止、そしてまた出会える予感まで物語化したのはaccessだけでしょう。当時のスタッフはいったい何を考えていたんだろう…。

さらに7年後、本当に復活しちゃった上に、復活の発表の仕方もシーメデ小説本編以上にドラマチック。(HPで大ちゃんの新曲としてオリサバのデモが発表され、そのデモが少しずつ進化していく様がUPされ、最後にHIROの歌声が入って、ファン騒然っていう流れ)。

復活第1弾として『only the love survive』なんて楽曲を持ってきちゃうあたりも、そのC/Wに解散前の実質ラストライブでのLOOK-A-HEADを入れちゃうのも…。絶句ですよね。余りにもロマンチックですよね。アクセスには夢と物語が詰まりまくっている!!!と、新規ファンの私がヘンにのめり込んでもしかたないよ!!!ね!!!!!

*1:(カッコよくてモテるけど女の子に振り回される一面も持つちょっと情けない男、を非常にうまく描写しているのですが!!笑)

*2:(94年当時の耽美系ノベルにしてもちょっと安易というかチープな設定じゃねっていう物語の中でも、ちゃんと若者特有の悩みを織り込んできてくれている)

*3:ラブラブな夜を二人で過ごした後、涼ちゃんが朝、ベッドで「おはよ、タカ!」って言いながらタカの胸に飛び込むシーンは不覚にも萌えました…萌えましたが…なんでここまでベタぼれなの!!!恋は盲目なの????と思わずにいられませんでした。なんで霞ちゃんじゃあかんかったんや…

*4:突然の「沈黙」の謎が未だにはっきりしないあたりもアクセスの物語性の高さを象徴していますね(妄言)

*5:(特に二人の関係に夢見ている系女子ファンへ向けて)